「女性から男性へ」は日本だけ?【世界のバレンタインデー事情】について
2月最大のイベントといえばバレンタインデー!早くも来週に迫りましたね!
日本では、女性から男性へとチョコレートを贈るのが習慣ですが、じつは世界各国によってさまざまな習慣があるということをご存知ですか?
そこで今回は、意外と知られていないバレンタインデーの始まりや、世界各国のバレンタインデー事情をご紹介します!
目次
バレンタインデーの始まり
バレンタインデーの由来は、さかのぼることおよそ1,700年前のイタリア・ローマにあります。
キリスト教聖人であったサン・バレンティーノは、司祭・医師として街の人々に慕われていました。
当時は戦乱の世であった3世紀。
ローマ皇帝は、兵士たちの戦意喪失を恐れ、すべての兵士たちが結婚することを禁じてしまうという、なんとも無慈悲な命令を下しました。
これに反意を表した聖人バレンティーノは、ローマ皇帝にばれぬよう密かに司祭として、愛し合う若者たちのために結婚の祝福を執り行い続けていました。
しかし、バレンティーノの勇気ある行いは、ローマ皇帝の耳に入ってしまいます。
命令に背いた罰として、彼は処刑されてしまいます。
その処刑されてしまった日こそが、2月14日だったのです。
彼が殉教した2月14日は『愛の守護聖人バレンティーノの日』と認定され、これが今日のバレンタインデーに当たると言われています。
実際にバレンティーノが眠りについた『サン・バレンティーノ協会』がイタリアにあり、今でも世界中から数多くのカップルが訪れるそうです。
日本ではチョコレートを贈るイベントとして盛り上がっていますが、じつはバレンタインデーの発祥にはこのような実話があったんですね。
当時からすると、彼の行いは非常に勇敢なものだったでしょう。
それを知ると、バレンタインデーに対するイメージや過ごし方も変わってきますね。
世界のバレンタインデー【イタリア】
では、本場・イタリアのバレンタインデーはどのように過ごしているのでしょうか。
イタリアでは、2月14日は「サン・バレンティーノ」と呼ばれ、宗教行事の一環とされています。
日本では「好きな人に告白する」といったイメージが大きいですが、イタリアでは「恋人たち(夫婦同士)が会いを確かめ合う日」として過ごしています。
「女性から男性へ贈る」という日本の文化とは異なり、お互いに花束や本を贈り合ったり、食事に出かけたりと、「二人の時間を一緒に大切に過ごす」ことが主流なようですね。
世界のバレンタインデー【アメリカ】
アメリカのバレンタインデーもイタリアと同様、宗教行事としてキリスト教の祝日になっています。
日本と大きく異なるのは、「男性から女性に告白する日」とされていることです。
ニューヨークでの習慣は、男性から愛する女性(恋人や妻など)にカードやギフトを贈ることが一般的なようです。
日本のような「義理チョコ文化」は一切ないので、本当に愛している人のみに贈るのがアメリカのバレンタインデーなんですね!
こう考えてみると、日本の「義理チョコ文化」がいかに日本人らしい特徴を持っているかが分かります。
世界のバレンタインデー【中国】
次に、日本のお隣中国のバレンタインデー事情です。
中国では都市部を中心に、「男性から愛する女性へ贈り物をする日」として広まっています。
贈り物で一般的なのが、チョコレートではなく「バラの花」!なんともロマンチック!
好きな男性からバラの花束を贈られるとは、まるで漫画のような世界です。
日本とは逆で、女性がドキドキする側なんですね!
世界のバレンタインデー【スペイン】
最後に、情熱の国・スペインのバレンタインデー事情をご紹介します。
スペインでも、日本とは逆で「男性から女性に贈り物をする日」として一般的です。
「告白する」という習慣ではなく、こちらも恋人や夫婦同士の愛を確認する日という感じ。
贈り物としてはチョコレートやケーキなども選ばれますが、そのほかにも花やアクセサリー、洋服などがあるようです。
また、レストランではバレンタインデー用のスペシャルコースがあるところも多く、普段よりもちょっぴりなディナーを満喫するカップルも多いみたいですね!
やはり外国では「一緒に過ごすことが大切」というのが根本的にあると言えますね。
いかがでしたか?
日本では「女性から男性へチョコレートを贈ること」が当たり前となっていますが、バレンタインデーの由来を見ると、まったく違った形で日本独自の文化であることが分かりますね。
最近では『義理チョコをやめよう』といった広告を打ち出していたり、チョコレート以外のプレゼントを贈ったりと、日本のバレンタインデーも変わりつつあります。
このバレンタインデーをきっかけに、好きな人にチョコレートを贈る人もきっと多いことでしょう。
当日を楽しく迎えるために、前日の夜はオールインワンジェルやパックを使った特別なスキンケアで士気を高めるのも良いですね!
とは言っても、やはり楽しむことが一番!
相手は恋人に限らず、『感謝を伝える日』として家族・友人へ向けて贈り物をしてみてはいかがでしょうか?
参考サイト
AllAbout
「バレンタインの真実を追え!」(https://allabout.co.jp/gm/gc/77967/)
「バレンタインデーの由来は?発祥の地の教会で婚約式も」(https://allabout.co.jp/gm/gc/221139/)
「ニューヨーク流 バレンタインは男が女に愛を告白する!」(https://allabout.co.jp/gm/gc/196460/all/?FM=compi_linkitem-4)
「中国のバレンタインは男性から女性へ」(https://allabout.co.jp/gm/gc/57360/?FM=compi_linkitem-3)