
【オールインワンジェルの使用期限と保管方法】正しい使い方で清潔に!
2019年1月21日更新
万能スキンケアであるオールインワンジェルは、容器から直接手ですくって使っている人も多いと思いますが、使用期限を知っていますか?毎日肌に付けるものだからこそ、衛生面も気になりますよね。
普段はあまり意識をしないかもしれませんが、お肌の清潔さなどを保つ上では化粧品の使用期限について知っておくことも大切です!
そこで【オールインワンジェルの使用期限と保管方法について】ご紹介します。
目次
化粧品の使用期限はどのくらいか?
「化粧品の使用期限」というのは見たことがありますか?意外と見たことがない人も多いかと思いますが、実は薬事法では
「製造又は輸入後適切な保存条件のもとで3年以内に性状及び品質が変化するおそれがある化粧品については、有効期限または製造年月日を記載しなければいけない」
と定められています。
つまり、有効期限が書いてあったとしても、その期限日は「未開封の状態かつ適切な条件で保存していた場合」のみということになります。もしお使いの基礎化粧品の有効期限がまだまだ先であっても、すでに開封して使っているようでしたら、使用期限は3ヶ月よりも短い事になるので要注意です!
オールインワンジェルの使用期限は?
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では、オールインワンジェルの使用期限はいったいどれくらいの期間なのでしょうか。基本的に、一度開封した基礎化粧品は空気に触れたり手に触れたりすることで、酸化スピードが早くなってしまいます。
つまり、使用期限が短くなるということです。スキンケアアイテムの中には、「1個で約3ヶ月分の使用量」などのように記載されているパッケージがあります。
このような場合は、メーカーが推奨している使い方=3ヶ月で使い切る=3ヶ月が使用期限の目安と考えて良いでしょう。しかし、基礎化粧品には防腐剤が入っているものも多いので、一概に『3ヶ月が使用期限!』と判断することは難しい部分もあります。
目安として、オールインワンジェルは毎日使う基礎化粧品でもありますので「ワンシーズンで使い切ること」と自分なりに決めるのも良いでしょう。最低でも、開封から1年以内に使い切ることが理想です。
しかし、これもオールインワンジェルの使い方や保管状態によって酸化するスピードが変わってきます。次に、オールインワンジェルを使う時に注意すべきポイントを紹介します。
オールインワンジェル使用時の注意点
他の基礎化粧品と異なり、オールインワンジェルを使用するときには特に注意すべきポイントがあります!それは「ジェルを取るときはなるべく直接手で触れない」ということです。
オールインワンジェルの便利さは、これ一つだけでスキンケアが丸々済ませられるという点にあります。なので、直接手で取ってそのまま肌になじませている人も多いかと思います。
しかし、実はそこに落とし穴が・・・!直接手で触れると、容器の中に雑菌が入りやすくなってしまいます。そのまま長期間使い続けていると、オールインワンジェルの品質が下がってしまうことが考えられるのです。
手軽なのでついやりがちですが、このポイントを知っておくだけでも雑菌繁殖を防ぐことができるんです。オールインワンジェルを使う時は、スパチュラなどを用いるように心がけてみてください。
スパチュラというのは、クリーム状やジェル状の化粧品などをすくうための「へら」のようなものです。プラスチック製やステンレス製、木製のものなど色々あります。
カップアイスを買ったときに付いてくる「小さめの木のへら」をイメージしてもらうと分かりやすいですね!スパチュラを持っていないという方は、小さめのプラスチックスプーンなどでも十分代用できます。
使用後はティッシュで拭き、直射日光や高温多湿を避けて使いやすい場所に置いておきましょう。
■こうなったら要注意!
オールインワンジェルに限らず、「あれ?いつから使ってるっけ?」と使用期限が曖昧な化粧品も多いですよね。使用期限が過ぎたり保管状態が悪かったりする化粧品は、明らかに違う状態に変わってしまうので、使わないようにしましょう!
(1)変色している
クリームやジェルなどの色が変わっていたら使用は控えましょう。腐敗している可能性があり、肌へ悪影響を与えてしまうおそれがあります。
(2)変なにおいがする
香料のにおいではなく、明らかに違うにおいがしているときは要注意です。こちらも腐敗している可能性があるので使わないようにしましょう。
(3)分離している
水分と固形物の二層に分かれているような場合は要注意です。品質の状態が変わっているということなので、化粧品の状態は良くありません。(元々二層タイプで振って使う化粧品はもちろん大丈夫です)
オールインワンジェルの正しい保管方法
最後に、オールインワンジェルの保管方法についてです。
■容器のフタをしっかりと閉める
まずは基本ですが、空気に触れて酸化したり、隙間から雑菌が入り込んだりするのを防ぐためにも、オールインワンジェルのフタをしっかりと閉めてから保管しましょう。
フタのふちにジェルが残ってしまった場合は、ティッシュで綺麗に拭き取った後に閉めることでより綺麗に保つことができます。
■直射日光の当たる所や湿度が高い所を避けて保管する
食べ物などと同様に、オールインワンジェルも直射日光が当たる所や湿度が高い所を避けて保管するようにしましょう。
できるだけ温度変化が少ない所で保管するのが良いとされています。たとえば、暖房器具の近く、浴室乾燥機の付いたバスルームなどは温度変化が激しく、保管場所には向いていません。
■衛生状態の悪い所を避けて保管する
スキンケアはお風呂上がりに行う人が多いですよね。「いつも使う場所に置いておこう」と考えている人は、たとえば洗面所にオールインワンジェルを保管している人もいるのではないでしょうか?
たしかに便利ではありますが、洗面所はお風呂場が近いということもあり、衛生状態が良いとは言えません。衛生状態の悪い所に置いておくと、雑菌が繁殖しやすくなってしまうので、こちらも気を付けましょう。
(参考:日本化粧品工業連合会「化粧品を保管するときに注意していただきたいこと」)
使用期限を見直してみましょう!
お肌を綺麗に保つためにオールインワンジェルは欠かせません。しかし、もしその品質状態が悪かったら、肌を綺麗にするどころかかえって悪くしてしまうことも・・・。
使用期限や保管方法についてあまり気にしたことが無いという方は、ぜひオールインワンジェルの品質を下げないためにも気を付けながら使用してみてくださいね。
参考サイト
スキンケア大学「基礎化粧品の使用期限と表示義務」(http://www.skincare-univ.com/article/000142/)
AllAbout「老け一直線なNG節約美容術と化粧品の使用期限」(https://allabout.co.jp/gm/gc/467284/)