【職場に不快感を与えないためのスメハラ対策】口臭や体臭を予防するには?

2018年12月21日更新

「スメハラ」とはいったいどんなこと?においで周りに不快感を与えないための対策、もしスメハラを受けた場合にできる対策を紹介します!今や企業全体として取り組むべき問題となっています、ぜひ参考にしてくださいね。

スメルハラスメントとは?

スメハラ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

正確には「スメルハラスメント」という言葉で、体臭や口臭などのにおいで周囲に不快な思いをさせることを言います。パワハラ、アルハラ、セクハラ・・・色々な言葉が誕生していますが、最近になって「スメハラ」という言葉も定着しつつあります。

ハラスメントという言葉が付いていますが、パラハラやアルハラなどとは異なり、当事者本人は「においで周囲に不快な思いをさせている自覚がない」ので、嫌がらせとは言い難いとの意見もあります。

たしかに、自分の口臭や体臭には気づきにくいですよね・・・。だからこそ、知らず知らずのうちにスメハラの「加害者側」になっているという可能性もあるのです!

もしかしたら、職場の同僚や上司、気になるあの人に・・・、「におい」のせいで不快な思いをさせているかもしれません。

実際に、マンダムが2017年に行った「職場のにおいに関する意識調査」ではこんな結果が出ています。(対象:25~49歳の働く男女1,028名)

職場での周囲の身だしなみでどうにかしてほしいこと

第1位「におい(体臭)」

「職場での周囲の身だしなみでどうにかしてほしいこと」の調査結果は、「清潔感のない服装」よりも体臭が1位口臭が2位とにおいに関する項目がトップとなっています。

それくらい、他人のにおいが気になっている人が多いということですね。割合としては60%を超えているので、およそ半数以上の人がにおいを我慢して仕事に取り組んでいるとも言えます。

■におい(体臭)のする人に対しては、「一緒に仕事をしたくない」「気づかいや配慮が足りない」という意見

「においは相手の評価にどのような影響を与えるか」の調査結果は、「一緒に仕事をしたくない」が1位に!このことから、「周囲に不快を与えている」だけではとどまらず、対人関係にも悪影響を及ぼしてしまうことが分かります。

このように、スメハラは自分だけの問題ではなく、同僚や上司、取引先など、ビジネスシーンにおいては信頼関係までにも及ぶ大きな問題となる可能性があるのです。

「スメハラなんて自分には関係ない!」と感じている人も、実は意外と身近にある問題かもしれません。ぜひスメハラに関する知識や対策を知っておきましょう!

参考〈マンダム 職場のニオイに関する意識調査2017②

それスメハラかも!?チェック項目

「無自覚」「知らないうちに」ということが多いからこそ、どんなスメハラがあるかを知っておくだけで気を付けることができます。においといっても様々で、たとえば以下のようなスメハラが挙げられます。

(1)体臭

マンダムの調査結果でも1位に上がった体臭。人間ならだれもが持っている生理的体臭はそれほど不快を与えるものではありません。

スメハラで指摘される体臭とは、生理的体臭よりもにおい的にきつく悪臭となるものです。年齢とともに気になりだす「加齢臭」を思い浮かべる人も多いでしょう。

しかしそれだけではなく、毎日食べている食事や腸内環境が悪いことなどが原因となることもあります。体臭は、自分では気付きにくいにおいNo.1とも言えますね。

(2)口臭

体臭の次に多かったのが口臭です。口臭も自分では気付きにくいにおいですよね。

口臭の原因も色々とありますが、たとえばニンニクやニラなどにおいの強い食品を食べるとクサイ口臭になってしまいます。他にも、腸内環境が悪いなど、体の内側に原因があることも…。

(3)香水や化粧品のにおい

そして、体臭や口臭など、体そのものが関係するにおいとはちょっと異なるものもあります!それが、香水や化粧品のにおいです。

良かれと思って付けている香水でも、量が多すぎたり付け方を間違ったりすれば周囲に不快感を与え、スメハラとなってしまいます。特に化粧品などは毎日付けているものなので気付きにくいかもしれません。

「スメハラ」と聞くと男性に多く当てはまりそうなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実は女性側も香水や化粧品などで不快感を与えている可能性があるのです。

(4)柔軟剤のにおい

香水・化粧品と似ていますが、洗濯時に使う柔軟剤もスメハラとなる可能性が…。

柔軟剤は「洗った後」でも香りが残るように開発されているので、残り香が強すぎると感じる人も多くいます。やけに甘い香りや柔軟剤特有の香りは、使い方を誤ると「悪臭をまき散らしている」と不快に思われるかもしれません。

(5)タバコのにおい

最後に、タバコのにおいです。タバコを吸っている方は特に気にならないかと思いますが、タバコを吸わない人からすれば不快なにおいになることも…。

同じ空間で吸っていなくても、衣服や髪にはタバコのにおいが付着しています。

自分でできるスメハラ対策

自分が加害者にならないためにも、ちょっと意識するだけでできるスメハラ対策を紹介します!

■体臭・口臭を防ぐ

体臭をにおわせないようにするには、皮膚や頭皮を清潔に保つことが重要です。

日中に体臭が気になる方は、朝の出勤前にシャワーを浴びることで、寝ている間にかいた汗や汚れを落として綺麗な状態にしてくれます。

また、頭皮のにおいが気になる方はシャンプーやすすぎを丁寧に行うよう心がけましょう。

まずはブラッシングで髪を整え、その後お湯で十分に濡らします。シャンプーはしっかりと泡立て、髪表面ではなく地肌をしっかりと洗います。

最後にシャンプーの洗い残しが無いように、お湯ですすいでください。

口臭対策には、色々なケアグッズが出ているのでそれを活用するのも良いでしょう。たとえば、タブレットタイプのブレスケアや口臭サプリなどは一番手軽に口臭対策ができます。

他にも、大事な予定の前には口臭が気になるような食事は避ける、日頃のオーラルケアを丁寧に行うなど、身近なところから改善してみてはいかがでしょうか?

■香水や柔軟剤のにおいを防ぐ

せっかくの香水も、使う量や使い方を間違えれば台無しです。ほんのりと香るように付け、良い匂いを身に付けたいからとって付け過ぎには注意しましょう!

ミストタイプの香水だと一気に出てしまうことがあるので、量が調整しやすい練り香水などに替えるのもおすすめです。

柔軟剤も、使う量をきちんと守って使いましょう!長期間香りをキープさせるためにと多めに使うと、柔軟剤の香りが強くなってしまうこともあります。

何事もやりすぎはNG!控えめに使うことで、ちょうどよく良い香りを漂わせることができるでしょう♪

■タバコのにおいを防ぐ

タバコを吸う人であれば、電子タバコでもない限りにおいは付いてしまいます。そのままにおいを放置せず、においを消すための対策を早めに行うことが重要です。

たとえば、定番の衣服専用の消臭スプレーを使うなどすれば、タバコのにおいを目立たなくすることができます。

髪についたにおいは、オリジナルのアロマスプレーを作ってシュッと一吹きするのも良いでしょう。携帯用として持ち歩いていれば、「これから大事な予定があるのに…!」というときも簡単に取り出せます。

▶AllAbout「髪の匂いをシャットアウト!アロマヘアスプレー

企業でできる対策

スメハラの対策に取り組む企業

「スメハラ」という言葉が一般化してきたからこそ、企業が一丸となって対策を行うことも必要です。次に、企業で取り組みやすい対策を2点紹介します。

■脱臭機能のある空気清浄機の設置

1点目は、社内の環境全体を改善する方法です。設備費としてコストはかかってしまいますが、一度設置してしまえば長い期間使えますし、社内の空気清浄にも繋がり快適に過ごしやすくなります。

活性炭入りフィルターやイオンの力による脱臭機能が付いているものを選べばより効果を感じられるでしょう。

■日常的に習慣化する

2点目は、スメハラの解消や未然防止を日常的に習慣化することです。社内全体で行えれば一番良いですが、大きな組織の場合はバラつきが生じ難しくなることもありますよね。

そんなときは、部署やフロアごとの小さい単位で習慣化していくことで継続しやすいでしょう。

◆ランチ後の歯磨きを推奨する

◆定期的に窓を開けて換気をする

◆夏場は汗拭きシートを常備して誰でも使えるようにする

など、直接的な「スメハラをなくそう!」という意識ではなく、部署全体・フロア全体で社内の環境を良くしていこうというポジティブな動きの方が良いかもしれませんね♪

スメハラで困ったときどうする?

男性の口臭が気になりつつも普通に接する女性

「隣の人の体臭が気になって集中できない」「話すときに口臭が気になる」など、スメハラで困っている!けどどうすればいいか分からない!と悩んでいる人も多いと思います。

においに関わる問題なので「もしかしたら本人を傷つけてしまうかも…」となかなか相談できないことも多いですよね。しかしスメハラは、セクハラやパワハラと同じように組織全体で解決に向けて取り組むべき問題です。

(1)まずは社内の担当部署に相談する

「こんなことで相談して迷惑かけたら…」という気持ちは一旦置いといて、会社の場合は社内の担当部署に相談してみましょう。

このとき、個人間で本人に直接伝えるのはできるだけ避けましょう!友達やそれに近い関係で、色々なことを話し合える仲の場合は相手を傷つけることなく言えるかもしれませんが、仕事仲間上司という関係の場合は難しい問題です。

個人間で「どうにかしなければ!」と思い込まず、組織全体で解消に努めるようにする姿勢が大切です。

(2)本人(加害者)に伝えるときは1対1で

相談を受けた担当者から本人へ伝えるときは、みんながいる場所ではなく1対1で伝えられる場所を選びましょう。相手側の負担を少しでも減らすために、周りの目を気にしないで済むような環境作りも大切です。

また、異性からこのような指摘を受けると相手は必要以上に恥ずかしくなってしまいます。お互いの心理的負担を減らすためにも、できれば女性同士・男性同士で思いやりを持って伝えましょう。

伝える際には、

◆「注意する」のではなく「一緒に解決する」という気持ちで

◆その先の具体的な対策も伝える

ということを心がけることで相手にも伝えやすくなるでしょう。

気配りは大事。でも気にし過ぎないこと!

周りに不快感を与えないように気を配ることはもちろん大事です。良好な人間関係を築いていくうえでは、「におい」にも気を配るべき世の中となっています。

しかし、気にし過ぎるあまり神経質になってしまったり人と話すのが怖くなってしまったりしては本末転倒。「人に不快感を与えない程度の清潔感を保つ」くらいの気持ちを持つことも忘れないでくださいね!

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